バセドウ病について

こんばんは、おおきです。

 

今日は『バセドウ病について』考えてみたいと思います。

 

私は今現在、『バセドウ病であり、低下症に移行中』という、少しややこしい状態にあります。(実際はアイソトープ後のチラージンの量がまだ体に合っていないため促進症状が出てしまう時があるようです)

 

このような状態なのでバセドウ病歴の方が橋本病歴より長いです。

そんなおおきが経験した『バセドウ病』について書いてみます。

 

まず、『バセドウ病とは』

 

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて甲状腺機能が促進する病気です。

 

特殊な抗体が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまいます。

 

甲状腺は大きく腫れ上がります(個人差があるので一概には言えませんが、私は拳一つ分ほど、首回りが腫れました)

 

『症状』

 

多汗、暑がり、手の震え、体重減少、食欲旺盛、動悸、攻撃性、攻撃性の後の喪失感、不眠、排便回数が増える、痒み、頭痛、目の痛みなど(この他にも数え切れないほどの症状があるはずですが、私が感じた症状は上記のものです)

 

特に、多汗は凄まじかったです。当時仕事中メモを取るためにデニムポケットにノートを入れていたのですが、そのノートが水に浸けてしまったのか??と思うほどシワシワになっていました笑

 

電車に乗るだけで頭から汗が滴り落ちますし、顎まで流れた汗が床に落ちたときには恥ずかしさと衝撃で頭が真っ白になったことを覚えています。

 

手の震えも尋常じゃなく手を隠したり、指がつってしまい、反対の手で指を引っ張って戻すということもありました笑

 

この頃友人に『おおきは本当によく食べるよね~!見ていて気持ちが良いよ!』と、言われたりもしました笑

しかも、スタイルキープ?も出来ていたので周りからは羨ましがられたものです。実際は完全に病気の症状ですが、、(今は真逆で完全に小太りです笑)

 

動悸については、夜ベッドに入ってから一向に眠れず、心臓をひたすらデコピンされているような痛みと、全身の揺れを感じ、辛かったです。

自転車に乗る事は出来なくなっていました。

 

そして、1番辛かったのは『攻撃性』です。

 

でも、この『攻撃性』のお陰で、家族と大喧嘩をし、その時に『甲状腺の腫れ』に母親が気付き、バセドウ病が発覚しました。

 

もう、本当になんで私は一番大切な人達にこんな酷いことを言ってしまうんだろう?

 

なんで怒りをコントロール出来ないんだろう?

 

元々こんなことでイライラすることはなかったのになんで?

 

脳内『なんで』まみれでした。

 

そこから、バセドウ病の治療を受け(不幸中の幸い?直前まで、橋本病だったので今までの病院に通うだけでした。)

 

今に至るわけですが、この『バセドウ病』という、病気になってから、街中で短気な人を見かけても偏見は持たなくなりました

 

ニュースなどを見ても、もしかしてこの人、、、なんて思ってしまうこともあります。

 

それほど、私にとってバセドウ病の『攻撃性』は凄まじかったです。

 

 

ただ、もしもあの時家族と大喧嘩をしなかったら、バセドウ病であるということにいつ気付けたんだろ?

 

もし、今も気付いてなかったらと考えると本当にゾッとします。

 

正直、この病気になって『人間関係』にヒビが入ったこともありました。

 

目の奥に痛みを感じ『眼球突出』の不安に日々怯えていました。(バセドウ病バセドウ病眼症と言う目が飛び出たような顔付きに変わる症状がでる場合があります)自信など当時は全くありませんでした。こんな思い、出来ることなら誰にもしてほしくありません。

 

 

バセドウ病と検索すると バセドウ病 離婚

 

と出てきます。それだけ人間関係に亀裂が入ってしまう病気でもあるのです。

 

もちろん、きちんと通院をし、医師の元で自身にあった治療を行えば症状は軽くなっていきます。

 

でも、『私がバセドウ病であること』を周りの方に伝えると(私は持病を自分のためにも、周りの方に迷惑を出来るだけかけないためにも公表しているのですが)

結構衝撃的なリアクションをされる方が多かったりします。それは全然構わないのです。

 

歌手の方が公表してくれたことによって知名度は上がったと思います。

 

ですが、『珍しい病気、たいへんだな』と思っているのだろうなぁ~と感じることがあります。

 

確かに自身が経験したこと以外よくわからないのは誰だって同じだと思うんです。

 

でも、バセドウ病は『女性に多い病気』で20-30代の方に多いと言われています。これからって時です。輝く年齢のはずです。妊娠中に発症する方もいらっしゃいます。(男性の方ももちろんいらっしゃいますが女性の場合人口10万人あたり、100人程度いると推定されています。)

 

 

 

そうなんです。『推定』なんです。

自身がバセドウ病であっても、自覚をしておらず、ちきんとした治療を受けられない方もいらっしゃると思うのです。

 

それを考えると私は心の底から苦しく切なくなります。

 

もしかしたら、

 

穏やかだったのにイライラするなぁ

食べても食べても痩せるなぁ

最近喧嘩ばかりだなぁ

 

など、一見目に見えてわかる症状ではないのですが、(更年期の症状にも似ています)『甲状腺の腫れ』があったり、『汗が異常に出る』だったり、『体重減少』だったり、わかりやすい『ヒント』もあったりします。

 

なので、どうか『他人事』に思わないで欲しいのです。

 

一つの知識として頭の片隅に入れておいて欲しいのです。

 

そう思い、とても暗い内容になってしまいましたが、書かせて頂きました。

 

現在私は心身ともに穏やかに過ごせています。(バセドウ病と橋本病の症状が交互に出るのでいろいろありますが)とても幸せです。大丈夫です。諦めなければ何とかなります。

 

しんどいときは『息しているだけで偉いぞ!私!』って常に思うようにしています笑

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

 


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